どうやら…

女性アイドルグループ群雄割拠の時代が到来していたようだ。

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なんせこんなものが開かれるってんだからね。

私は常々思うのだが、もはや平成生まれが殆どの彼女たちは実によく出来た外観を持っている。
すらりと伸びた手足におおよそ整った顔立ちを持つ少女たち。
そんな彼女たちがカメラに向かい不特定多数の人間に対し媚びる様に目線を送り、笑みを浮かべ、時に泣き顔なんかを見せるその様子を見ていると「あら、かわいいじゃないのこの子達」とまんまと思わされてしまう。

ただ外観が良くなくとも、個人にこれといった特色がなくとも可となるグループも存在する。つまり、あの大所帯グループのことではある。
しかし、だからこそ意味がある。外観を含め、ほぼ毎日行われる少人数キャパでのライブ、ブログやツイッター、そして度重なる握手会などで交わす少しの会話などが同じクラスの隣の席に座っている、気になる女の子、という身近な存在のようにも感じられ、接する機会の少ないただスター性の強いアイドルより応援したくなるのだ。

と、まあそんな事は周知の事実であり、わざわざ書くものでないが他のアイドルと比べると実は結構シビアな構図、いやエグイ構図になっているのではないかとも思う。


仕入れ量は多いが買い手がつかなければ、腐っていき捨てられる。


年齢制限というものはないがアイドル歌手という商売もそういい年して続けれるもんでもない。ある程度の年齢までに評価されれば、そこから次に繋がるチャンス(グループ外で)はまだあるかもしれないが、でなければ淘汰される。
もちろん、芸の世界はどこも同じだが“一般の女の子”たちが多く在籍するこのグループの場合、他のグループと比べよりグループ内部での生き残り合戦が盛んに行われるのは必至である。
だからこそ総選挙だなんだといって順位をつけるのである。
買い手がほしい商品を買うというのがまさに大々的に行われている図だ。
なんだかスーパーマーケットのようである。
マーケット内で売れなきゃ、料理もしてもらえないのだ。美味いか不味いかは別として。


とにもかくにも女性アイドルグループ群雄割拠の時代であることに変わりはない。


他にも、アイドルらしからぬ事を売りにし注目を浴びようとするグループや


地元密着型を公言するグループ


そこそこドラマとかにも出てる女優を使ったグループ


昭和を髣髴とさせる温故知新的なオシャレ感でアーティスト性を強く出すグループなど・・・


それこそ売り方は多種多様である。
そしてあの流行りもんに目がないエイ●ックスが7年ぶりにアイドルグループを世に出すってんだから、こりゃあ女性アイドルグループ時代が到来してきているといってもいいのではないだろうか。



そして私は発見した。というか最近知った。
すごい高いポテンシャルを持ったグループを。
スター性と身近に感じれる感を併せ持つ総合得点がやたら高いグループを。



全体のバランスの良さ、ルックス、パフォーマンスのレベルの高さをみると各々がプロの目によりしっかりと厳選された存在である。
「今、会えるアイドル!週末ヒロイン!」をキャッチフレーズに掲げており、週末には秋葉原とかでライブなんかをしているそうだ。
某大所帯グループのような「会いにいけるアイドル」ではなく“今、会える”という辺りがドルヲタの心をくすぐりそうなキャッチフレーズだ。

ライブ映像を観ていて思うのが、きっちりと台本を作れば上手な芝居をしてくれそうな彼女たち。しかし年齢とまだメジャーではない知名度からくる初々しさも見られ、ドルヲタ、一般人関係なく心を掴みこれからグイグイ伸びてくるのではないだろうか。

文:笹本剣太朗(TAWAR RECORDS)